デジタルに侵食されるか・・・ [カメラ]
ついにD200に手を出してしまった。
そもそも常用カメラはF5とF100の銀塩派だった自分が、徐々にデジタル機器へと移行している。
昨年、キャンペーンの後押しもあってD70を(意地張って)フィールド・スコープ用に購入したが、アタッチメントを介した画像に空き足らず、最近はいつの間にか安易に持って歩く常用カメラになりつつあった。
ボディの造りやペンタ部のミラーやファインダーなどフラッグシップ機と比べては可愛そうだが、画像鑑賞にパソコン再生が主流となってしまった今ではフィルムスキャナーの作業も苦になってきたしそれに伴う画像劣化も気にはなっていた。
そこへ来てD200の登場となればかなり心を動かされたことは事実だ。
D1、D2シリーズと進みD3の登場をひそかに待っていたことは事実だがデジタル機器に対するその価格設定とライフサイクルの短さにはやや腰が引ける感があった。
そもそも「露光」(絞りの開け具合)と「シャッター速度」が基本機能だった銀塩カメラとは異なり、「デジタル処理」という新たな機能が加わったデジタル一眼では、以前の新型機登場とは異なった期待が確かにある。
勿論、銀塩でも付加機能の向上はいうまでもないが「出来あがりの絵」には差がなくなってしまっている。
そんな背景でD70からの「背伸び願望」がD200購入に踏み切らせた。
第一印象はやはり「造りの違い」だが、MFレンズも使えるうえにフォーカスや露光管理の機能が使えるのは大変ありがたいものだ。
出来あがり画像に関しては、D70では一般受けをねらったデジタル処理に高コストパーフォマンスを感じたが、D200ではそれとは一線を画した「ハイアマチュア向け」に対するニコンの意地のようなものが感じられる。 しばらくは使い込んでみようと思っている。
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